寺坂真貴子です

弁理士です。

それってパクリですよね第二話リアルタイム視聴メモ

tver.jp
今回は落合製菓のお話
月夜野ドリンク(別に本社あり)の課長(本社からの出向)と(部長と)平社員の凸凹コンビ
・あ、これパクリ商標のお茶?でも箱にドリンクって入ってなくない?区分が気になる
・あ、チョコレートなの。なら不正競争防止法のパッケージ模倣かな
・台車の相手が社長ってのはドラマ上手っ取り早い出会いシーンとする予想がついたけどハリネズミの絵も気軽にパクられそうでドキ(予告編にもあったし)メタな見方しちゃった。
・一方友人は「ふてぶてリリイ」というキャラをつくってる(BOOTH?これも一つもめそう)
・北脇さんと藤崎さんの対話がいつも楽しみ。知らない方にはちんぷんかんぷんなのだろうか。
パロディとパクリの差は?「愛があるかどうか」パロディには敬意がある
「創造性?」「オマージュとインスパイア」(クロサワ映画) とりあえず回答は先送り
北脇のヒント:「公開公報は開発促進だよ」 これね!大事 保護と利用の利用側ね
面白い恋人事件、これ有名な実在の事件です。結末はたしか和解でしたっけ。
一方、藤崎さんは私生活で友人が「ふてぶてリリイ」に商標侵害の警告書をうけとっている。藤崎さんにとっての勉強の一つのモチベーションになるかも。で、一報にあたっての一言目でやめないでといってるのだけは藤崎さんの天性の勘ですな、マジでえらい。ここを勘違いして「すぐやめよう」となる人が多い。
商標の先使用権まではでてこないが。
リリイ案件を知財部に雑談としてもちこんで「相手がのっとりしたがっている」とのわかりやすいまとめを得る。一歩前進
藤崎さん(友人の後押しで)意見かわった! ようやくしっかり法にのっとって怒ることができる(たいていドラマに出てくる若い日本人は引火点が高すぎる)
しかし落合製菓はあくまで愛想がいい。ご挨拶しにいき気軽に引き抜きをうける。
著作権侵害クッキー… まあ売ってはないのですれすれらしいけど。愛にあふれすぎていて脇がスカスカに甘いいっぱいやらかしちゃう会社なんだな… 
藤崎さんあやまるな!名刺だしてあやまるな!!!!あかんよ いついかなるときでも社名はどうどうと名乗ろうよ
「最初からそのつもりで?」ってセリフは漫画・ドラマではよくある、迷いのある主人公に端的に刺さるとされているセリフだけど、ビジネスになってしまうとそうそう嫌味にもならないかなと…
(むしろ身分を明かしたときに「すごい、最初からわかってたんですか(法律が)」てのはあるね…)
「ルール(の抜け道とおもってしでかしてる)にはルールで対抗」
リリイの件だろうな
完全に私用なのだが、アドバイスになりそうな一言をくれる北脇さんは勉強させるいい機会とおもってる可能性あるね でも藤崎さんもしっかり勉強にくいついていくから(主人公補正とはいえ)えらいんだよ
 
落合さんには愛があるし地盤、評判もある(それにしても頻繁にキッズフェアやっていすぎて心配になる会社だな)
感情はやっかいだね 
  
正直、パッケージの色味があそこまでカブるのもけっこうあやしいけどね、緑も200色あるんやで もし色彩商標とかとってたら一つ芽が出ることあるけどそこまでガードしないだろうし
あとクロスライセンスか和解か
 
あー言質でちゃった! パッケージデザインそっくり「見て」真似てたらダメだ… 著作権でいう依拠性、不競法にも不利です…資料みても歴代見てるね…
 
あ、月夜野ドリンクだからアサヒがスポンサーについてるのか スマドリいいな
 
・開発部長橘さんに失言してた
・子供のクッキー事件(親権者とかいろいろ考えるとねえ)
・クッキーシェア
・増田社長
このへんは北脇くんが一段階上のアイデアを地固めしていく描写
 
えええ
そう、ライセンスとかから業務提携とかつなげられるといいですよね…
はいきました「OEM」大正解!
(増田社長もちゃんとok出してるんだろうけど、そこは飲み会での根回しがなくても許可だせるタイプの社長かどうか絵でみてみたかった)
「開発部への配慮がない」「気持ちしかない」「品質維持」
結局そこなんだよね。あと事件の推移は裁判なら公表前提でやることになるわけで、やっぱ消費者からどう思われるかも大事。
TOBにしろ美談になるTOBもあるわけで
・最後、開発部長のネタバラし(「あああれ、あまり思い入れはないのよ」)がリアルでピリッと締めてましたね…
・ここまでひっぱられた釜めし屋さんがかなり気になりますね…最後までブラインド釜めしやさんなのか最後に本当にめちゃくちゃ豪勢なのが見られるのか…
 
というわけで
第一話「特許の冒認出願」
第二話「不競法からのOEM」
第三話は予告をみるとガチ開発の話になりそうでこれも楽しみです!
毎回濃厚な47分間です。
作者さんや監修もどなたなのかちょっと楽しみ!